こんにちは、HAWAIIAN BEETLEです。
今回はオオクワガタの割り出しについて紹介していきます。
オオクワガタは産卵させた後1ヶ月程経ってから幼虫で割り出す方法が基本だと思いますが、ここでは卵で割り出す方法について詳しく紹介していきたいと思います。
まず、卵で割り出すメリットはあるの?と思う人も多いと思いますが、もちろん卵で割り出すメリットはあります。
オオクワガタは産卵木に産むタイプのクワガタです。
幼虫で割り出す場合は1回割り出しすると幼虫が産卵木をかじってボロボロになってしまい、もう一度その産卵木に産卵させることは出来ませんが、卵で割り出す場合は産卵木が長持ちするので1本の産卵木でもより多くの採卵する事が出来ます。
しかし、卵は幼虫よりも繊細なので、潰したりしないように慎重に扱いましょう。
産卵セット方法
オオクワガタは殆ど産卵木のみで産卵します。
セットする容器の底に軽くマットを敷いて産卵木を置くだけで産卵してくれます。
産卵セット時期、温度
オオクワガタの産卵には時期も大切で、5月頃~9月上旬頃が産卵できる期間になります。温度は25℃前後が適温とされています。
割り出し方法
幼虫で割り出す場合はセットしてから1ヶ月から2ヶ月程経ってから割り出ししますが、卵で割り出す場合は一度に割り出すのではなく1週間程おきにこまめに採卵します。
採卵は、やみくもに産卵木を割っていくのではなく、卵のある場所をピンポイントで割っていく必要があります。その方が産卵木の消耗も少なくなり沢山産卵させられます。
まず、卵の産んである場所の見つけ方ですが、下の画像のような木屑が埋め立てられている所を探します。オオクワガタは木をかじって穴を掘り、その中に卵を産んで、かじった時に出た木屑で穴を塞ぐので簡単に見つけることができます。
実際にこの場所を割ってみると…
このように卵を発見することができます。卵を傷つけないように割り出すコツはメスが産んだと思われる場所の周りから割っていくことです。
卵が取り出せたらプリンカップやボトルなどの容器に湿らせたティッシュペーパーやマットを入れて孵化するまで管理しましょう。
まとめ
今回はオオクワガタの割り出しについて紹介しました。
個体差もありますが、1匹のメスから100個以上も採卵できることもあります。
卵で割り出すのはリスクもありますが、挑戦してみてはどうでしょうか。
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