次にヘラクレスオオカブトの飼育方法について紹介します。
ヘラクレスオオカブトは幼虫の段階でどれだけ大きく育てられるかが重要なので、しっかりと環境を用意しましょう。
早く育てばよいというわけでもないので、適切な環境が必要です。
目次
1.ヘラクレスオオカブトの飼育方法
1-1.飼育温度について
1-2.飼育マット
1-3.飼育容器
1-4.マット交換の目安
1-5.ヘラクレスオオカブトの交尾
1-6.ヘラクレスオオカブトの成長サイクル
1-1.飼育温度について
適正温度:20〜24度
※3令幼虫後期はできるだけ低温で飼育した方が大きくなります
1-2.飼育マット
おすすめは発酵マットです
幼虫用の栄養のある発酵マットを食べて大きくなります。
1-3.マット交換の目安
2〜3ヶ月を目安にマットを交換します。
環境の変化で体重が減りますので、なるべくストレスを与えないようにしてください。
弊社のオススメマット
コバエが大量に発生したら環境が悪くなっている合図です。すぐにマットを交換してください。
湿度が高いほうがお勧めですが、水分量が多いと線虫などが発生しやすくなりますので注意してください。
1-4.飼育容器
(引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/courserope/pp-pet-bottle-500-1.html#&gid=itemImage&pid=4)
オス縦横約25cm以上 メス縦横約15cm以上 深さ15cm以上
成長に合わせてだんだん大きな容器に変えても良いと思います。
飼育する際はオスメス別々の容器での管理をお勧めします。
1-5.ヘラクレスオオカブトの交尾
エサを食べ始めて2週間以上のオスメスを小さな容器に入れる。若い成虫は、通常すぐに交尾を始めます。
または、メスの上にオスを乗せてあげると、1〜3時間ほどで交尾が完了します。
1-6.ヘラクレスオオカブトの成長サイクル
交尾→産卵→採卵→孵化→初令幼虫→2令幼虫→3令幼虫→蛹室(ようしつ)作り→蛹化(ようか)→サナギ→成虫
★ヘラクレスオオカブトの産卵
大きめの容器にマットを深さ20cm以上固くつめ、メスを入れます。一晩に数個卵を産み、数ヶ月かけて産み続けます。
※1匹で100個産む個体もいれば、全く産まない個体もいます。
※白く米粒のような形からだんだん球体に変化します。
★ヘラクレスオオカブトの孵化
産卵から約3週間〜4週間で幼虫が孵化してきます。
★幼虫からサナギまで
昆虫発酵マットを容器に深さ15~20cm程度入れます。
昆虫マットに水を加え、(握って崩れない程度、水分は染み出ない程度)して、1頭ずつ別々の容器に幼虫を入れ飼育します。
オスは30cm角深さ20cm、メスは15cm角深さ15cm程度の飼育容器に入れます。
孵化して2~3か月を目安にマット交換をします。
直射日光の当たらない20~24度の場所で管理します。
オス/約1年〜2年 メス/約10ヶ月〜1年半でサナギになります。
★ヘラクレス蛹(さなぎ)
幼虫は蛹室(ようしつ)を作りサナギになります。約1ヶ月後に蛹室内で成虫に羽化します。
蛹室が出来たら振動は厳禁です。
★ヘラクレス羽化
羽化して1か月ほど蛹室の中でじっとして休眠します。
その後、ヘラクレスオオカブトが成虫として活動を開始します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は飼育方法についてお伝えしました。
人気の高いヘラクレスオオカブトですが、取り立てて飼育も難しくありません。
カッコよさと強さを持ち合わせたヘラクレスオオカブトの飼育にぜひチャレンジしてみてください!
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